この世に生まれてきた瞬間、
自分という意識が
自分を表現するということで
全てが始まります。
個として存在する不自由さは、
コミュニケーションそのものを
深く理解して上達するうえでも
とても重要な要素になります。
自分という個が和のうちに過ごすには、
自分を含めた空間全体を心地好い状態に
調えていくことが大切になるのですが、
その中で
自分の意思を表現するということが、
コミュニケーションの基本となります。
本当に当たり前の、
この基本をもう一度見直すことで、
今までのコミュニケーションを超えて、
新しい世界を開くことができます。
ただぼんやりと感じていること、
それが一番素直な自分自身なのですが、
その感じていることをごまかさずに
そのまま表現することが大切です。
ただ何となく感じていることは
思っている以上に、
言葉や行動に現れていて、
それに周りが反応して
環境を形作っているのですが、
自分に素直であればあるほど、
周りへも素直に伝わっていきます。
この時伝わっていることとは、
今どう感じているかということだけです。
自分がどうしたいかということや、
相手にどうして欲しいかということは、
関係ありません。
コミュニケーションというと
それらを伝えるために
行われているような気がしますが、
自分がしたいことは、
誰に気兼ねすることなく
勝手にすればよくて、
もしも今出来ないなら、
しなくていいことですし、
相手にして欲しいこととは、
まず自分がやるべきことなのです。
~したい、~して欲しいという思いは
なぜそうしたいか、なぜそうして欲しいのかという風に
掘り下げていくことができるので、
一番素直に感じていること、
素直な自分自身とは
別のものなのです。
今ここにいる自分を
どのように感じているか、
このことだけが自分で分かる
一番確かなことなので、
それを意識の中心に据えて、
素直に表現するようにしてみましょう。
それが自分の意識が届く、
この宇宙の中心になってくるのです。
例えば少しわがままだったとしても、
そのまま周りの世界をそのように感じて
それによって嫌な気持になるのが、
自分だと気づけば良いのです。
自分の感じることを
ごまかさないことの方が大切です。
自分の意識の中心に
自分の一番確かに感じることを据えて、
表現をし始めてみれば、
それ以外の不確かなことに
気を取られることは無くなっていきます。
過去に引きずられたり、
未来にさいなまれることは無くなって、
上手くいかないことも、
自分の素直さを磨く経験として、
納得して次へと進むことが出来るようになります。
宇宙の中心が自分の確かな感覚であるということは、
この宇宙で自分が感じることに言い訳は通用しなくなります。
文句の言いようも無くなります。
でも言い訳をずっと探さなくて済みますし、
文句を言わなくても済むようになります。
すっきりと過ごすようになってくると、
ものごとがすっきりと見えるようになってくるので、
自分に自信がついてきます。
間違うことが無くなってくるのではなく、
間違うことから学ぶことが素直にできるようになるので、
何かを責める必要も無くなります。
どこまでも素直な自分になることは、
全くストイックなことではありません。
僕の知る限りですが、
一番楽な生き方です。
それ以外にやるべきことが
無くなるからです。
そうしたら、
次はそれを素直に表現してみましょう。
自分の外へ出すということは、
形ある外の世界が反応し始めるのです。
新しい世界が始まるのは、
そこからです。
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