2015年11月15日日曜日

一つずつ順にやっていくこと

どんなものごとでも、

僕は一つづつしか

片付けることができません。


一つめを片付けて、二つめ、

二つめを片付けて、三つめ、

この当たり前のことが

やっと最近できるようになってきました。


以前の僕は、

一つめを飛ばして、二つめをやろうとしたり、

一つめと二つめを同時にやろうとしたり、

一つめから三つめぐらいまで誰かに

やってもらおうなんてことをしていたのです。


何気なくそうやってしまっている自分に

気が付かずにいたために、


上手なやり方がどうとか、

他の人のやり方がどうとか、

自分にはできないと思い込もうとしたりとか、

できない理由を探してみたりとか、

何かとやることが増えてしまって、

疲れてしまうのでした。


そのような状態になっている自分を

整えなければならず、

明るく過ごす必要に迫られているように

感じてしまっていたので、


自然体でいるために、

何をどうすればいいのか、

分からなくなってしまいました。


でも、よく考えてみると、

例えば自然体でいるためにどうしたらいいか?

という発想がおかしいことが分かります。


何かをするために、

まずその前に

別の何かが必要になるという発想です。


この考え方をごく当たり前に

してしまっていることに気がついた僕は、

一旦スタート地点に戻ることにしました。


僕の目の前には、

山積みになって

どうしようもなくなってしまったかのような

ものごとがたくさんありました。


僕はその中から、

気が付いた順に

今すぐに簡単にできることを、

やることにしました。


そこで本当にシンプルなことに気づきます。


気が付いた順に、

今すぐ簡単にできることからしか、

できないのです。


今までもそのようにしか

できなかったにもかかわらず、

いろいろと考えては、

ものごとを難しく捉えていたのです。


その順序でしか

ものごとを片付けられないので、

その通りに

気が付いた順に、

今できることからやっていくと、


ちょっとずつであっても、

進んでいるという実感と、

ものごとが変わっていく様が一致するので、

単純に楽しくなってきます。


そうすると、

また新しく気づくことがあります。


全てのものごとに

自分が取り組める順序があって、

それをそのままやっていくだけで、

できるようになっていくということです。


得意なものもあれば、

不得意なものもありますが、

どんなことでもできるようになります。


一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、

六つ、七つ、八つ、九つ、十、

順序よく一つずついくことが大切なのです。


一つめが終わると、

二つめにやることがはっきり分かります。


上手くできなかったら、

そこからもう一度、

一つずつやっていきます。


一つずつ丁寧にやることに

集中できるようになってくると、

今まで他のことに気を取られて、

目の前にあることを

よく見ていなかったことにも気づきます。


目の前のことを

大切にできるようになると、

他のことは気にしなくて良いことなのが、

分かるようになります。


ここで結果が全てではないことが分かります。


結果は後からついて来るだけのものとなると、

結果が怖くて取り組んで来なかったことも、

自分にとって、

難題ではないということが分かります。


一つずつ

自分に今できることから

やっていくだけです。


自分が生きている間に

上手くできなかったとしても、

問題ではありません。


自分が今ここにいて何をするかに

意識がしっかり落ち着いていることは、


自分が全てと繋がっていることを

分かりながら行動できている状態です。


行きつく先へ繋がっている道の

今ここに立っているという意識があるからです。


この時また理解できることは、

常に100%この状態で居ることが

生きている目的ではないということです。


目の前のことに

真摯に向き合うことが

その状態を作っているという

順序があるからです。


上手くできなくても、

また一つずつ、

上手くできたら、

また一つずつ、

真摯に自分のまことを捧げていくことが

一番始めにある世界を生きているのが

本当に気持ちいい

ただそれだけなんです。


シンプルであればあるほど

生きることは楽になっていくのだと思います。


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