2015年7月2日木曜日

世界と一つになるということ

この広い世界は

僕の生まれるずっとずっと前から、

とてつもなく長い時間をかけて

今ある全てを形づくってきました。


それらは完璧なバランスの上にでき上がってきました。


全てに均衡のとれた必然があることで一つづつ生まれてきます。


勝手にでき上がってからつり合いがとれていくのではありません。


常に陽と陰のバランスは完全で、

その視点から見ることで

この世界がプラスマイナス= 0 になるのです。


無限でどこまでいっても捉えることのできない神秘である所以です。


全てが生きていて

エネルギーが波うっているので、

場面場面では心地よかったりそうでなかったりします。


その時々で主に感じることと、

反対に作用している部分が常にあるのですが、

人間は完全な状態の全てを同時に見ることが出来ないので、

何かアンバランスなものの見方に偏ってしまうこともあります。


ただそんな時も、

自分の見方が有限で不完全で部分的なものであることを理解したとき、

その見えている景色を入り口にして

完全なる無限の世界に入っていくことができます。


そこには限りになる境界線はないので、

全てが完全に一つです。


自分のものなんていうちっぽけなものはありませんし

必要ありません。


全てを

拒絶することなく受け入れる

愛そのものの世界です。


ただそこは、

その入り口に誰かが立っていて

「さぁどうぞ」と手を引いてくれるわけではありません。


誰かが手を引いてくれる所は

その手を引いてくれる人の世界の入り口になるので、

そこから入っても愛そのものの世界には成り得ません。


自分からしか見ることのできない

今ここ、が入り口で、

そこから入るためには

自分で一歩を踏み出さなければならないのです。


さらに、

愛そのものの世界に

拒絶になるものを持ち込むことはできないので、

自分だけのものは

手放さなくてはなりません。


その世界に踏み込んでからも、

自分で気付いていない、

本当の意味で調和を保てる状態にないものは、

どんどん引き離されていくでしょう。


そんな中で自分の持っていた

執着に気付いて手放していくことで

愛そのものの世界は

どんどん広がっていきます。


素直になればなるほど豊かに過ごすことができるのです。


本当の意味での成長はそこからのような気がします。


この広い世界を知っていく本当の経験が始まります。

2 件のコメント:

  1. 拝見しています。

    私にはまだ、届くことが出来ない内容ですが、ゆっくり読み返して、近づきたいです。

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    1. るうさん、はじめまして。

      読んでいただきありがとうございます。
      るうさんも、僕も、同じ今という瞬間を共に生きています。
      るうさんのコメントが、僕にとって励みになります。

      これからも、
      今を生きている僕たちの不思議について、気になったところから、書いていこうと思います。
      よろしくお願いします。

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