2015年7月13日月曜日

自分を整えることでしか見えてこないこと

今ここ、この世界が愛に満ち溢れているという言葉は

今までもたくさんの人たちに何度となく言われています。


でも、そんな風には思えないという人は多いと思います。


愛の中でなぜ争いが絶えず、

不安や恐れを味わうことになるのでしょうか。


この世界には、

神様も仏様もいないのでしょうか。


何を指針とすれば、愛に溢れている世界を

実感できるのでしょうか。


自分で確実に分かる部分から、

確かめていくしかありません。


それでは見ていきましょう。


この世界で誰でも分かる一番確かなことは

今何を感じているかです。


自分は今、

心地よいか、

なんか嫌な感じか。


このシンプルな感覚に

ごまかしがなく

素直さをもって接するなら、

その感覚を使って自分を整えることができます。


日々いろんな場面で出会う人や、

言葉、ものごとに接する中で

何かずっと気にしてしまって、

心地よく感じられない時に、


それをすぐ他人や環境、

自分の外側にあるものの責任にせずに、


落ち着いて

自分の中にある

そう感じるに至った考え方や

ものの見方をよく見ることができれば

自分の未熟さを発見することができます。


その未熟さが

心を緊張させていたので

心地よくない感覚を味わっているのです。


その心の緊張に

気づいたらひと息ついてほぐす

気付いたらひと息ついてほぐす

を繰り返しているうちに

自分の中にあった未熟さは

形をかえて

受け入れられるようになっているはずです。


自分の未熟さに気づいた時に

それをすぐに何とかする必要はありません。


認めて受け入れる以上のことをしても

それは未熟さに対して執着してしまうことになりかねません。


完全でなくていいのです。


心にある緊張をほぐすことができれば

さっきまであった未熟さを

包んでくれる大らかさが

自分の中にできてきます。


自分がまだまだだと分かるようになるだけで、

謙虚になれますし

その後の自分の行動に

必ずよい変化があらわれます。


また、整えていくなかで

何か心が温かくなるようなものに接していても、

自分の内側には逆のもの、

反発であったり、

自虐的な感覚が生まれてしまうこともあります。


そんな時も、

落ち着いてひと息ついて

未熟さからくる緊張をほぐしましょう。


素直さを取り戻せるまで

繰り返しリラックスすることを

心がけましょう。


なぜ?とか

どうして?

という問いが浮かんできても、

考えなくて大丈夫です。


そんなことよりも

大切なことに気づくチャンスだからです。


素直になれないこともありますが、

今この瞬間に素直でいることが、

この広い世界に対して

まことを貫く

ただ一つの手段です。


完全に落ち着いた状態で

素直になれた時、

そこが自分の

完全なスタート地点であるという

覚悟ができます。


その覚悟は

力んでする覚悟のような感じのものと違って、

足が地面にちゃんとついていて

落ち着きはらっているので、

その時すでに

全てを受け入れています。


何かがあるとか

何かがないとか

関係ありません。


そこにある自分が

全ての始まりです。


そこに全ての

エネルギーがあります。


神様も仏さまも

そこにいらっしゃいます。


そこは

未熟なものも

全部含むことのできる

大きな愛で満ち溢れています。


素直にそこから

自分にひらめいたことを

やっていけばいいのです。


何かのためとか

いいとか悪いとか

そんなレベルでは行動しなくていいのです。


ただひたすらに

自分を整えていこうとすることで

自分自身の愛が深まっていきます。


完全を目指しますが

完全であることが

目的ではありません。


ただ

リラックスして

素直になれるよう

自分を整えるだけです。


自分の扉を開くのは

自分にまかされた

自分の大切な役目です。


自分を整えることで

自分の扉を開くことが出来ます。



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