2015年7月10日金曜日

痛みを感じることについて

僕はここ最近まで、

ずっと腰痛を抱えていました。


お薬をなるべく使いたくなかった僕は、

いろんなマッサージを受けに行って、

ほぼ毎日ストレッチをして、

なるべく姿勢を整えるように心がけていました。


どんどん身体は柔らかくなっていくのですが、

ある角度に曲げたときに走る痛みは

一向に無くなりませんでした。


でも最近、

この痛みという感覚をよく見てみたところ、

心にも身体にも変化が起こりました。


では、

自分が見ていったことを記していきます。


まず、

マッサージを受けた後は痛みが和らぐことから、

筋肉の『緊張』が痛みを引き起こしていると思いました。


『緊張』している自分の身体と心はリンクしていると感じたので、

痛みを感じている心の部分を見つけてほぐすことができれば

身体の痛みも無くなると思いました。


今回は痛みに寄り添うような心持ちで

痛みを感じてみました。


そもそも痛みとは

自分だけにしか感じられないものなので、

自分にとって大切な何かであるはずです。


だいたい同じ経験から想像することで、

痛む感じを分かることはできても、

本当に痛いのは自分だけです。


近くに誰かが寄り添うことで、

痛みが和らぐような感じを

経験したことがある方もいらっしゃるかと思いますが、


それは痛みからくる不安や恐れを和らげてくれているのであって

痛みそのものは自分だけの感覚です。


今回は、

不安や恐れというものは

妄想からでき上がってくるだけ、

という部分はクリアーしていたので

痛みそのものに寄り添うことができたのです。


そして

こんな思いが湧いてきました。


誰かが変わりに感じてくれることのない

たとえ痛みのような嫌な感覚も

自分のうちに起こる大切な経験として

素直に受け入れることができるようになる

ということです。


本当に当たり前に

やっぱりできるだけ避けたいことがある

という気持ちを持っていることと、


どんな痛みであれ

その人の経験としてある痛みを

むやみに取り除くことが

必ずしも良いのではない

ということも分かりました。


あとは

この『緊張』している心を

ほぐすためにできること、

ただリラックスして受け入れるということだけです。


そう意識すると、

今までどれだけストレッチしても伸びなかった場所が

ムニョッと伸びたのです。


まだ少し朝起きたとき、

ちょっと違和感を感じるのですが、

以前のような痛みが走ることはありません。


また少し軽くなることができました。

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