何があっても自分を信じて
一歩づつ着実に進んでいく、
そういう自信に満ちあふれた生き方が出来れば、
もう何も心配する必要は無くなりますよね。
どこで何が起ころうとも、
誰が何と言おうとも、
心の底から沸き上がって来る思いに、
純粋に従って行くことに躊躇すること無く、
連なっていく結果に執着もしない。
さらに新しい変化に向けて、
自ら進んでいく、
そういう自信を深めて行くことが
人として生きる最大の目標と
言ってもいいのではないかと
僕は思っています。
そのために、
価値ある仕事を出来るよう努力したり、
ライフワークとなるような趣味を持ったり、
様々な本を読んだり、
映画を見たり、
お金を貯めることなんかも、
そういう側面で見ることが出来ると思います。
そんな小難しい見方をしなくて
いいかもしれません。
でも、
自信に溢れた自分で居られないならば、
何をしていてもどこかで物足りなさや不安を感じていて、
どこか投げやりな時間を過ごしていて、
実のところ面白いと感じるところもなく、
物事をただこなすだけの日々、
数多くの嫌なことをどうやって忘れていくかの習慣を身につけ、
夢中になれるものを人生でもっとも大切な事のように思い、
それ以外の事は蔑んで見てしまうようになって、
理解出来ない世界が増えて、
孤立していく自分と似たような境遇の人達を仲間と思って同調しあい、
否定されないことが唯一自分を認める手掛かりになってしまうでしょう。
そのような状態になってしまうと、
ひたすら自己矛盾と抗うか、
ひたすら自分と食い違うことと抗うか、
ひたすら逃げ続けて狭い世界に閉じこもっていくか、
結局のところ自信のある人を羨ましく真似するだけで、
自分を信じることからは遠く離れてしまいます。
僕はずっと幼い頃に親に反抗する形で心が独立する機会を経て、
家族という社会をなるべく乱さないで
自分で考えて自分らしい存在の仕方を模索していました。
小学校の高学年の頃には、
サルトルやヤスパースやキルケゴールなどの哲学を読み、
人と違うことが自分のアイデンティティとして必要だと強く思っていました。
自信があったんですが、
最初のスタートがひねくれた所から出ているもんですから、
小さな矛盾が出てき始めたとき、
素直になることが出来ずに、
ひたすら自己矛盾と抗い、
ひたすら自分と食い違うことと抗い、
ひたすら逃げ続けて狭い世界に閉じこもっていって、
自信のある人を羨ましく真似してみることでごまかして、
自分を信じることからは遠く離れてしまったのでした。
常にどこかで淋しさを感じていて、
優しさに触れると心が大きく揺さぶられて
自分の余裕の無さをどうしたら克服できるのか、
その答えを求めてさらに自分の内側を探り、
外の世界にヒントを求めて彷徨っていたのでした。
自信のある状態とは何なんだろう?
それを探して
ありとあらゆることにチャレンジした感のある僕が
今その答えを求める人に伝えられる言葉は、
自信など探してもどこにも無い、
ということです。
僕自身が彷徨ってしまった一番の原因は、
探してしまったことでした。
このことに気づくのに大変な道のりを
歩くことになりました。
でもそのお蔭でいろんなことを確かめて
自信を持って今ここに居ることが出来ます。
自分を信じるために必要なことは、
今の自分をちゃんと見ることだけです。
自信をつけてから物事に向かおうとした途端、
恐くなってしまいます。
今の自分に出来ることを一つづつやっていく、
その行動することだけが答えとなって現れていきます。
そこに自信があったかどうかは、
後で考えてみても良く分からないことなのです。
頭の中で考えてしまった途端に
今という時間から離れて出来もしないことについて考えたり、
出来なかった時の言い訳なんかを考えてしまいます。
どれだけ小さなことでも
一つづつやっていくこと、
それだけが結果に結びついていきます。
このことはどれ程ものごとに熟達していったとしても
変わらない事実です。
丁寧に一つづつやらない限り、
結果というものは現れようがないんですから。
例えばやってみて、
本当にこれでいいのだろうかみたいな、
疑問が湧いてきたとします。
一旦休んで、
素直になって見てみましょう。
自分が思い描く目的へ向かって、
自分が出来る一番最初のことが、
それならば間違いありません。
自分に合ったやり方がそう選択させた理由です。
この時他の人のことを考えてしまうことがありますが、
他の人は他の人、
自分に出来ることがそれなら、
それで間違いありません。
もしも他に今出来ることがあった場合、
一番最初に簡単に出来るものから取り組んでみましょう。
自信というものは
自分を信じるのであって、
自分以外の何かを信じるのではありません。
今出来ることとは、
今までに似たような事があったとしても全く別の、
完全に初体験になります。
上手くいくことが当たり前ではありません。
初めてやるのに失敗はつき物です。
大失敗でも構いません。
その時のことを忘れずに
覚えておきましょう。
次に役に立ちます。
行動に移せないまま、
どうしても考えてしまう人は、
まずそういう自分に言い訳をしないことです。
言い訳をすることに慣れてしまっているだけなので、
自分を見れないのではありません。
結局のところそれでは結果に結びつかないことを
別の角度から見て自分から切り離そうとしてしまうんです。
自信をつけたい自分を隠して、
自分以外の何か所為にしてしまいたいんです。
コツコツ行くしかないとなると、
何年かかるか分かりません。
でも自信を持つことなく、
一生を終えていくか、
今ここで自分の道を行くかは
本当に紙一重ですが、
人生の意味がまるっきり変わるのは、
分かると思います。
自分の道を歩き始めた人は、
自信があるとか無いとか、
そんな事どうだってよくなります。
その道しか無いからです。
一年二年して他の人も己の道を一生懸命に歩いていることに、
感動さえ覚えるでしょう。
そのような生き方をする人が、
誰か他人を非難することができるでしょうか?
お互いに助け合うことの本当の意味に触れられるのは
その道を進んでいる人達だからこそのことです。
誰かが先に行っていたり、
誰かが遅れていたりすることなど、
実は全くありません。
みんな横並びで、
一つの初めての瞬間を
一緒に経験しています。
その今の自分を
ありのままに見ているかどうかだけなんです。
一人一人が受け取る結果もまちまちですが、
そこがまたスタート地点になります。
ゴールも自分が決めた場所になるので、
そこまで行くことになります。
自分の力で歩いていると意識できている人は、
自分のペースで進むことが出来るので
自信があるように見えるのです。
どこへどういうふうに行きたいのか、
もう一度自分に正直になって見ましょう。
今の自分を見て
正直に何が出来るでしょう。
それが唯一の答えです。
0 件のコメント:
コメントを投稿