2016年1月2日土曜日

波に乗ること

新年明けましておめでとうございます。

今年も一瞬一瞬を大切にしながら

目に触れて心地よいブログになるように

していきたいと思います。


今年初のテーマは

波に乗ることです。


僕は文字通り、

波に乗るのが好きで、

休みの日にはほとんど海へ出かけています。


この、

波に乗るという行為によって

自分がこの地球の一部分として生きている感覚を

養なうことができると分かってからは、

自分自身をクリアーにして

大自然と呼吸を合わせられるようにするために、

海へ向かうようになりました。


人それぞれに楽しみ方があると思いますが、

その辺のお話しをさせていただこうと思います。


10年程前、

自分の身長の3倍程の波に

初めて乗った時のことでした。


この地球が生きているということを

身体で理解することができたのです。


僕ら人間や動物や植物と同じように意識を持って

とても長いサイクルで命の営みを送っているということが

言葉を超えた感覚として僕の中に降りてきました。


波に乗り終えてまた沖に戻ろうと

水平線に目を向けた時に見えた、

とてつもなく大きな波を起こす

そのエネルギーが僕の体の中に伝わって来たとき

鮮明なヴィジョンとして見えたのです。


大自然の営みによる

夏と冬のサイクルは

極地で嵐を巻き起こし、

その風で海を荒立てて

やがてウネリとなって

何千キロも海を渡って来ます。


そのエネルギーが

何億年もかかって出来た海底にぶつかって、

キラキラする水の壁を作って

僕を軽々と持ち上げて、

グイグイ押してくれたのです。


誤って波の力に抗うようなことをすれば、

死を意識するほどの

ものすごいエネルギーです。


そのエネルギーが海面を押し上げて

すぐ目の前で自分の背丈を超えて壁になっていく景色は、

どこかで何かのタイミングが

ずれてしまうようなことがあったら、

決して見ることはできなかったのです。


そのタイミングは

地球の営みの中

とてつもなく大きな規模で

作り上げられて提供されたものでした。


そのタイミングとピッタリ合わせられたとき

この地球がしていることの意味が分かりました。


地表に於いて必要な

熱の移動にともなって発生するエネルギーは、

夏や冬といった季節を作り

風を動かし、

水を流れさせて、

命を育む条件を整えます。


そのエネルギーは

命を養っているのです。


太陽が放つ熱エネルギーも

絶妙な距離で公転するエネルギーも、

その中で自転して夜と昼を作り出すエネルギーも、

どれかが勝ってしまうようなことがあれば、

僕らの命はありません。


全てが完全に調和してはじめて

命が育まれるのです。


僕らの周りには

この地球の営みによってできた

空気、水、砂、植物、動物などが

絶妙な調和という優しさの上に存在しています。


ある一定のタイミングで変化し続ける

この地球の営みの中で、

調和を取るため

エネルギーが移動して

それが波となって僕らの

生活を彩っています。


僕はその波の力を上手に利用することで

幸せに楽しく生きられると思います。


抗おうとしてしまうと、

大変なことになります。


調和の中に不調和を持ち込むことに

なってしまうからです。


大切なのは

自然のタイミングに合わせることと、

波の力を上手に利用できるように

自分の力を抜くことです。


たまに力が入ってしまうこともありますが、

気が付いたら抜けばいいのです。


あとは波が運んでくれます。


今年もいい波に乗りたいですね。



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