2017年8月21日月曜日

植物達から学ぶこと

僕は最近youtubeで、

『この地球に山や森は存在しない』


という動画を見つけて、

何か気になってこのシリーズを一通り見てみました。


ちょっと長い映像ですので、

めちゃくちゃ簡潔に説明させていただきますと、

この地上にある山はもともと

とてつもなく大きな木だったものが化石化したもので

今の地球はそれらが森を形成していたところから

全て切り倒された後の残骸の上での話し、

というものです。


とてつもない話ですが、

いろいろと検証していきながら真実はどうなんでしょう、

という形で話しが進んでいきますので、

気になった方は見てみてはいかがでしょうか。


さてこの話しの真偽はともかく、

この中で語られている植物が持つ能力に

ピンとくるものがあったので、

とても面白く見ることが出来ました。


例えばこういったとんでもない話しも、

そこから何かを感じて今の自分に活かしていく事が出来れば、

それはもう立派な真実なのではないかと思います。


この動画から感じた事と

僕個人が今まで教わった事を

自分の中で繋ぎ合わせてみると、

これから先の未来に何か明るいものが見える気がしたので

記しておきたいと思います。


僕は十年ほど前の時期になりますが、

人生を完全にナチュラルにしようと思い立って、

ある木彫作家さんのアシスタントとして働き始めます。


週に3日ほどのアシスタントになるため、

別の日には木の勉強になるからとのことで、

植木屋さんでのアルバイトも紹介してもらいました。


また、ログハウスビルダーの方や木こりさんのお知り合いも居て、

様々な観点から木の話しを聞く機会に恵まれたのです。


その頃に聞いた話しはどれもおとぎ話のようでしたが、

実際に生活の一部として植物と関わっていると、

木々のあり方が命としてとてもナチュラルなのだと思うようになりました。


例えば彼らは個としての命もありますが、

集団で植生を形成しているそれら全体で一つの命としても生きています。


例えば森の中で全体に及ぶ危機が起きた場合に、

その森全体で移動しようとしたりするのです。


もちろん人が動くようなスピードではありませんが、

根を全体で同じ方向へ伸ばして、

そこからヒコバエとよばれる枝を上に出しながら

森全体を移動させていくのです。


情報の伝達能力はとても速くて、

根をはった地中のネットワークと、

ホルモン物質を含んだ香りなどで

意思疎通しあっています。


彼らの時間軸はとても長くて、

暖かい季節の昼間に活動的ですが、

寒い時期には完全に眠ったように過ごし、

百年単位で性格が丸く変わってゆきます。


それぞれの樹種が持つ酵素の働きに応じて

その周りにいる菌の構成も違ってきますが、

それらはまた別の種どうしでも情報を共有できるネットワークを構成していて

それらが全体で一つのコンピューターのように機能しているのです。


そして木の中には何千年も生きている者たちがいます。


彼ら植物はこの地球上でもっとも古くからいる命を繋いで来ている大先輩です。


そのことを考えた時、

彼らは全て本当の事を知っているんじゃないかなと、思いました。


最近の異常気象と呼ばれるものの原因や、

地上に起こる災害の回避の仕方や、

どれぐらいの期間で気候変動が起きて、

次にどうなっていくのかなど、

とてつもない情報量を彼らのネットワークは

保存しているんじゃないかと思ったんです。


何億年もの間、

地球の変化を経験した話しを

親が子に聞かせ子が孫に聞かせて、

今もまだ続いている命の繫がりです。


人の想像できる時間軸を超えた命の在り方をしています。


彼らは体を失ってもすぐに息絶えることはありません。


折れた枝を一定条件下に置いてあげれば、

そこから根を出し新しい体を作り上げていきます。


種は百年以上たってからでも根を出すこともあるほどです。


何が起こってもそれを受け入れることの出来る強さをもっているからこそ

基本的に動くことはありません。


彼らが知っていることとは

何なのでしょう。


これは僕の個人的な感覚なので好きに感じてもらえればいいと思いますが、

彼らが知っていることと言うのは

命そのものの在り方なのではないかな、

とそんなふうに思ったのです。


命というものが

何処から来て、

何処へ向かっているのか。


もし全てを網羅できる情報を持つ者が、

この地上に希望も何も持てないのだとしたら、

きっと自分の子孫を残したりはしないでしょう。


少なくとも彼らの能力を持ってすれば

乗り越えられないことなど無いのは確かです。


というか僕には全く気にもしてないようにしか感じません。


おそらく僕ら人間が思い煩うような出来事は、

自然な命の営みから見れば

なぜそんなことで悩むのか、

ということなのではないでしょうか。


彼らは光をエネルギー源としています。


光エネルギーを一番吸収したければ、

緑ではなく黒の葉っぱにしても良かったのですが、


光エネルギーの一番真ん中で吸収率の低い緑を選択しているのは、

光を分かち合うためだとも言われています。


自分の身体の一部を他の生き物に食物として提供しても、

気にする素振りもありません。


切れた端から育っていったりします。


切れたのを感じているとは思います。


でなければ自らを大事にすることをしなくなってしまうからです。


自らの命のエネルギーを最大限に使って、

真っ直ぐに天を目指しますが、

分け合えるところは、

バンバン差し出してくれます。


僕はこの生き方が

一番自然なのではないかなと思います。


もっと目に見えないところで

言葉にならない部分など

本当にたくさんあると思います。


彼らは本当にスピリチュアルな生命体です。


とてつもないインスピレーションを

授けてくれることもあります。


彼らの叡智はこの地球とも一体で、

とても深い愛情に満ちています。


その言葉をどうやって感じ取ればいいでしょうか。


やはりそれには人間本位な感覚を捨てて、

彼らの立場になれるかどうか、

その思いやるという心の使い方が出来て初めて

分かってくることだと思います。


木を本気で抱きしめてみてください。


温かくて血液が流れているような音が聞こえます。


彼らの優しさを上手に使わせてもらえば、

何も怖がる必要などないということを

感じることが出来ると思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿