西日本大水害の被害にまだまだ多くの人が遭われている最中、
その後は猛烈な暑さが連日続いていて、
どうぞこれ以上の苦難が続きませんように、と祈るばかりです。
この日本という土地柄、地震や台風、水害や寒波、熱波など、
今の気候変動、地殻変動、陰謀論的なものまで含めて考えると、
どこにいてもオチオチ寝ていられない状況が取り巻いています。
どこに居ても気の抜けないような世界では夢見ることもままなりません。
落ち着いてこれから先の人生をどう生きていくかを、
災害に見舞われながらどう描いていけばいいでしょうか。
ついこの間も、大阪北部を震源とした地震があり、
それから間もないこの時期に今回のような水害が西日本を襲って来たことで、
僕自身は深い意識の部分が目覚め始めたような気がします。
僕の言う目覚めるとは、
超人的な何かが起こるような話ではなくて、
視野が広がるということに近いでしょうか。
これまでずっと平和で豊かで便利な世界を求めて、
ものすごい勢いで発展してきた社会の中にいて、
実は良く見えていなかったことがとても多くありました。
しかしここ最近になって、
僕が暮らしている世界というものは、
長い時間をかけても、
目に見えて変化する部分と、
目に見えて全く変わっていかない部分と、
目には見えないけれど変化する部分と、
目には見えずに全く変わらない部分が、
あるということがだんだんと分かって来ました。
例えば変化してほしいことがあるとして、
それが一人では実現が難しいと感じる時でも、
始めるということは、まず自分から、
ということに変わりありません。
そして、どんな始めかたでも、
その思いに周りが理解を示しやすい時代になってきました。
もちろんまだまだ定説からしか認めたがらない雰囲気ももちろんあります。
でも、全体的に抑鬱されて逃げ場の無い雰囲気を、
人は避けてこうとするように、
オープンになっていく流れはいつの時も必然としてあります。
この流れの在り方は変わらないとしても、
自分がどんな時代や環境の中に居るかで、
自分の行動に対する自分の評価も、
大きく変わって見えるものです。
周りにある、自分を押さえ付けていた雰囲気は、
その本人が一回り大きな視点で見渡すことができるようになって初めて変えられます。
行動する主体は自分なんだということを強く意識して、
自分以外のものやことがらは、
自分がそれをどう捉えているか、
という側面が推移しているものとして見ていくと
自分がこういう風になったらいいなぁと思うことがある時、
変化してほしい対象を含む世界の主体が自分である以上、
まず自分が変わることが全ての始まりになります。
自分の描く未来の形に向けて、
自分で動き始めたら、
何が変わって、
何が変わらないのか、
自分というものが本当に良く分かるようになってきます。
そしてそういう人生を歩きはじめたら、
周りで何が起ころうと、
歩き続けることを選択するようになります。
自分の目的が、
時間がかかってもその結果を受け取ること、
と分かって来るのです。
大きな時間と大きな次元での話しをすると、
今生で達成出来なくても構わないかもしれません。
でも、いつも100%の力を出しきった上で天に任せている、
と自分に言えなければ自分の夢を具現化するなど、
ましてや自分以外のものを変化させられる訳もないので、
僕は基本的に今できることは今やってしまうようにしています。
それでも体は一つしかなくて、
疲れたら動かなくなってしまうものなので、
焦らずに今できることを精一杯やっていくということになります。
それでも思った通りになかなかならずに、
丁寧に組み立てた手順を手放さなくてはならない時などは、
やはり寂しい気持ちにもなります。
そういったことがあるのは、
この世界ではごく普通にあることなので
引きずることなくそれによって新しい流れに繋がるいいきっかけ
と捉えた方がいいと思っています。
そうやって行くうちに、
自分の中に確固たる「自分」がいるようになってきました。
その経験に裏打ちされた自信は、
新しい変化をどんどん楽しんで行くようになっています。
もちろんその中には、
「ん?」ってこともありますが、
自分がその時必要ないと感じるものは、
そのまま受け取らずに置いておく。
そうすれば必要な人に渡るか、
元の場所に戻るからです。
自分がそのようにして、
自分の限りを尽くしながら前に進んでいると、
全てのハプニングを、
自分の力に変えていくようになります。
いつも変化して行くことを前向きに捉えているので、
どのような状況がやって来ても、
それは次へ向かうためのステップになって来るのです。
自分から見えるこの世界を作っているのは、
自分です。
その意味がやっと本当に分かって来たということでしょうか。
何に文句を言っても始まりません。
今ここがスタート地点ということです。